長者屋敷官衙遺跡隣接地で発見された大型建造物の遺構を見学!
おはようございます。中津市議会議員の大塚正俊です。
昨日、挨拶回りの途中、永添にある「国指定史跡・長者屋敷官衙遺跡」隣接地で発見された大型建造物の遺構を見学してきました。
長者屋敷官衙遺跡は、8世紀中~10世紀初めの下毛郡衙(下毛郡役所)の正倉(税金としてのお米などを収納する倉庫群)跡と考えられています。
今回発見された遺構は、役所跡とみられる大型建造物で、「大きさや形状などから役人が政務をしていた郡庁の可能性がある」として、国史跡への追加指定を目指しています。
大型建造物跡の面積は231㎡。柱を立てていた穴の位置などから、屋根にひさしがついた格式高い建物で、役人が働いていた郡庁か国司などの貴賓をもてなす施設だった可能性が高いとのことです。
郡の役所としては九州最大規模で、国府の政庁にも匹敵する建物とみられています。
今後調査が進み、古代の下毛郡(合併後の中津市一帯)の様子が解明されるのを楽しみにしています。