10月4日、総務企画消防委員会が開催され、2020年度一般会計決算等の決算議案の審査を行いました。

決算審査の中で、以下の項目について、執行部の考え方を質しました。

（問）普通財産の未利用となっている土地の利用計画は、特に３０００㎡以上のまとまった土地の売却等の処分の検討は。市報やHPで公売の広告を出しては如何か。
『写真は廃校となった永岩小学校』
【答】未利用土地につきましては、公共施設マネジメント推進委員会にて、売却を含め有効利用を検討しております。
その中で、三光工業団地用地は企業誘致を中心に検討していますが、土地の形状等の条件が悪く、売却や貸付利用は困難な状況であり　ます。旧柿坂小学校・　旧山移小学校は、今後、売却も含め有効利用を検討して参ります。なお、山移小学校は山移地区が盆踊り等地元自治会が利用しています。
利用する予定や計画のない市有地の市報やHPでの広告については、検討を行います。

（問）メール・ライン配信システム整備委託業務の登録者数は。火災情報や学校休校等の配信情報の拡充は。記事が長く、読む気にならないので必要な情報を簡潔に記載すべきでは。
【答】登録者数（令和３年９月２０日現在）は、メール版：３，７９７件、ＬＩＮＥ版：９，３０３件、合計：１３，１００件
配信情報の拡充として、今後も関係各課と連携し、配信情報の拡充に努めます。
学校休校等については、学校ごとに保護者を対象としたメール配信を行っていることから、なかつメールでの配信は考えていません。
文面の簡潔化については、今後も関係各課と連携し、配信文章の簡潔化に努めます。

（問）街なみ景観整備事業補助金の事業内容、効果、諸町・豊後街道地区以外の景観重点地区の指定の考え方、工事中の宮永角木線の沿道建物の景観形成をしなかった理由は。
『写真は中津市景観形成重点地区（豊後街道）』
【答】令和２年度の事業内容は、中津市景観形成重点地区（諸町地区１件）で外観修理に対する補助。外壁漆喰塗、板張り、事業費4,950,000３００万円
補助金の効果として、歴史的なまちなみの保存、修理、修景による地域の活性化が図られた。
景観重点地区の指定の考え方として、景観形成誘導地区（地区の特長や個性を活かした景観誘導を図るため、住民が主体となった景観形成が可能な特定範囲で、当該地区役員会の合意による申し出に基づき、市が指定した地区）のうち、以下のすべての要件を満たす地区を指定します。
・景観形成に係る市民の自主的な活動の成果が連担する場所で確認できる地域
・景観形成の活動が周辺に広がることが期待できると認められる地域
・本市を代表する景観として市の内外に周知する価値があると認められる地域
・住民が主体となったまちづくり団体が設立され、まちづくり協定の締結が見込まれる地域
宮永角木線の沿道建物の景観形成については、当該沿道については、中津城周辺景観形成地区と、主要幹線道路沿いの特定施設届出地区として、店舗等の景観形成誘導を行っています。

（問）道の駅「耶馬トピア」の休憩所新築工事の休憩室の設置目的、利用状況、期待される効果、人が集まる仕掛け作りは。
歩道舗装工の歩道の色の選定根拠、景観計画・条例の担当課との事前協議はしたのか。植栽の配置。
【答】休憩所については道の駅の基本機能である「休憩機能・情報発信機能・地域との連携機能」要件のうち、休憩機能・情報発信機能を満たす施設として整備を行いました。
休憩機能には、子育て応援施設の設置も含まれており、授乳やおむつ交換が可能なスペースを設けました。また今後、本耶馬渓地域での観光客の滞在時間延長につながる取り組みとしてサイクリングを活用した地域活性化を推進するため、自転車の貸し出しができる施設も併設しています。
利用状況については、現在駐車場部分の工事が続いていることから利用者は多くはありません。工事終了後、道の駅耶馬トピアの指定管理者である（有）はばたきと連携し、イベント等を行う予定です。
歩道の色については、中津市身体障がい者協議会から、視覚障がい者誘導用ブロックの色が黄色のため、歩道の色は赤色系でとの希望がありました。また「道路の移動円滑化整備ガイドライン」で、同ブロックと周囲の路面との輝度比を2.0程度確保することが望ましいとされていたため、それにならった歩道の明るさとしました。
関係する担当課との協議については、開発面積から条例に基づく届け出は必要ないとのことでしたが、施設利用者が利用しやすい施設であることを第一に、国定公園内であることも考慮に入れながら、周辺の自然景観に配慮した色の選定を行っています。
緑化については、工事前に植樹していた枝垂桜を駐車場周辺に移植することで駐車場内の見通しをよくし、また周辺の景色も楽しめるよう配置しています。