2021年9月議会の一般質問(3日目)
9月10日、2021年第3回(9月議会)定例会の一般質問(3日目)に3名の議員が登壇しました。
一般質問の特長的な質疑を報告します。
本耶馬渓町の高齢者福祉施設「本耶馬渓生活支援ハウス」を2024年3月までに廃止する方針が示されました。居室棟が土砂災害特別警戒区域内にあるため、安全確保のため廃止をするものです。現在の居住者は、市内耶馬渓町と山国町の類似施設や市営養護老人ホームに転居をお願いしています。
施設の周辺は、2012年に土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の指定を受け、県の対策工事は実施済み。しかし、近年の災害激甚化を踏まえて廃止を決定し、また類似施設に余裕があり、今後高齢者の減少も予想されることから「代替施設の新設はしない」という方針が示されました。
また、豊前海の貧栄養塩対策では、窒素濃度が昭和57年度と比較して平成6年以降1/3まで減少し、横ばいの状況にあることが明らかになりました。海苔等の海産物が取れなくなった原因として栄養塩濃度の低下が危惧されています。
下水処理場等の排出水は、海の栄養塩である窒素、リンの排出に厳しい規制がかかっており、国の基準の緩和に沿った対策が急務と考えます。