2021年9月議会の一般質問(2日目)
9月9日、2021年第3回(9月議会)定例会の一般質問(2日目)に5名の議員が登壇しました。
一般質問の特長的な質疑を報告します。
中津市内の土砂災害警戒区域は、県の調査が終わった箇所が1848ヶ所(土石流762ヶ所、急傾斜地1070ヶ所、地滑り16ヶ所)あり、警戒区域については、地域住民の方とワークショップ等を開催し、土砂災害ハザードマップを作成済みであることが明らかとなりました。
また、8月12日の豪雨によって、旧市内では26ヶ所の道路が冠水し、推進5cm以上となった14ヶ所で通行止めの措置を行ったことが明らかとなりました。道路冠水箇所は、ここ2,3年で新たに発生したわけではなく、30年以上も前から解消されていない場所もあり、計画的な冠水対策を講じる必要があります。
中津市内のコミュニティーバスは、現在25路線で運行し、令和2年度延べ乗車人数は12,433人、委託料は3676万円となっています。利用者から、バス停から自宅までの移動が困難、バスの便数が少なく利用しにくい等の声を頂いています。予約制で、自宅から目的地の玄関まで運行するデマンドタクシーの運行について、令和4年度までに策定する「地域公共交通計画」の中で、検討していくことが明らかになりました。
新型コロナウイルスの抗原検査センターの設置については、学校や事業、施設等で陽性者が発現した場合には、抗原検査セットを配付し、早期感染者の把握に努めるとして、中津市には設置しない旨の答弁がありました。抗原検査セットには精度の問題もあり、誰にでもむやみに検査するのではなく、陽性の疑いのある人に絞り込む方が好ましいとの答弁です。宇佐市の抗原検査センターで受診した中津市民の方は30%以上を占めるとの報告もあり、市として一部経費の負担を宇佐市と協議をしていることも明らかとなりました。
なぜ、「中津市に抗原検査センターを設置しないのか」という市民の切実な声を沢山いただいています。